サヨナラ、アップルウォッチ [iPhone, iPad / iOS]
アップルウォッチが一般販売されてからほぼ2ヶ月が経ちました。
ちまたでは「アップルウォッチって、結局どうよ?」という方々も多いと思います。
管理人は6月上旬にアップルウォッチスポーツを買ってみました。
その上で実際に使ってみた感想を書いてみたいと思います。
なお、「アップルウォッチ、こんなに便利!」的なネット記事はあちこちで見かけますので、本記事では「残念な部分」に絞って書いていきます。
感想は管理人の生活習慣や主観にもとづくものですので、他の人だと異なる見解になるかもしれません。
では、さっそく。
結論から書くとキーワードは「中途半端」です。
アップルウォッチで操作を始めても、最終的にはポケットなり、カバンからiPhoneを取り出さないといけなかったりします…。
まず、純粋に「時計」として評価した場合です。
アップルウォッチはバッテリー節約のため(?)、画面は消灯状態が基本です。
消灯状態が基本。真っ暗な画面の電子機器を腕に巻いてるのは個人的には抵抗を感じちゃいます。
で、「腕を上げて自分の顔の方へ腕をひねる」動作を感知すると自動的に点灯します。
ところがこの自動点灯にちょっとタイムラグがあるんですよね~。
自分の方に向けた瞬間の画面は真っ暗で、一呼吸おいてからパッと時刻が表示される感じです。文字で説明するのが難しいですが。
管理人は普段は本物の腕時計を使っているんですが、本物の腕時計であれば文字盤を自分に向けた瞬間に時刻が見えるわけです。当たり前ですけど。
この当たり前の環境に慣れていると、アップルウォッチの点灯タイムラグは、個人的にですけど、かなりストレスを感じます。
さらに、この自動点灯が反応しない時がけっこうあるんですよ。
「腕を上げて自分の顔の方へ腕をひねる」という2つの動作で自動点灯するようになっているので、あらかじめ腕を上げている状態や、腕を上げない状態で画面を見ると真っ暗なまま!ということが度々ありました。
例えば、電車でつり革をつかんでいる状態で腕をひねっても点灯しなかったり…。
まあ、そんな時は反対側(時計を付けていない)の手で画面をタップすれば、もちろん点灯はするんですけど、反対側の手がカバンを持っていたりするとアウトですよ。orz
つまり、時計機能に関しては、「正常に点灯してもタイムラグがあるし、点灯しない場合もけっこうある」という状態で、この時点で正直、これなら本物の腕時計のほうがいいやって思いました。
いま、書きながら思ったんですけど、ジョギングとかマラソンの時はずっと点灯しっぱなしなのかなあ。管理人は定期的に走る習慣はないので試してみませんでしたけど。
次に電源まわり。
アップルウォッチのバッテリーは、朝にフル充電して出かければ夜に帰宅するまでは余裕で持ちますが、翌日までは持たないと思います。
フル充電自体は早いです。1時間かからずにフル充電できたと思います。
とはいえ、充電ケーブルがアップルウォッチ専用の形状なので、iPhoneの充電ケーブルは使えません。
もし、アップルウォッチのバッテリー残量に不安がある時はこの専用ケーブルも持って外出しなくちゃいけませんが、なんか面倒ですよね。妙に長いし。
充電用ケーブルは専用ケーブル。やっぱりiPhoneと同じケーブルにしてほしかった。
充電時は専用ケーブルの「円盤」部分をアップルウォッチの裏側にペタッとくっつけます。
アップルウォッチを腕に付けたままでも、この円盤部分をアップルウォッチと腕の間にギュッと押し込めば一応、使いながらでも充電はできると思いますけど…。
行動範囲がケーブルの長さに制限されるし、ちょうどいい状態で腕に巻いているバンドに割り込ませるわけですから、ちょっと腕が圧迫される感じになります。
というわけで、充電時は腕からはずす人が多数かと思われます。
管理人もそうしていました。
専用ケーブルの円盤部分の厚さは5ミリくらい。これをアップルウォッチと腕の間に押し込めば、使いながら充電できるけど…。たぶんやらないでしょう。
一定時間何も操作しないと消灯してバッテリーを節約する自動ロック機能も、やや難ありと感じました。
アップルウォッチの自動ロックするまでの時間は、iPhoneみたいにユーザーが自由に選べないみたいで、10秒ほど何も操作しないと消灯してしまいます。
管理人は時計を見ながら所要時間や予定を考えたりするんですが、アップルウォッチだとそれができません。
「ええと、○○時に出発すると、電車が○○分くらいかかるから、到着時間は…、アッ 消えるなよ!」的な事態がよくありました。
結局、バッテリーの持続時間が短いのが諸悪の根源かな、と思いました。
バッテリー節約のためにいろんなところにしわ寄せがきている気がします。
続いてアプリについて。
全体的にアプリの起動が遅いです。さらにアプリの機能にもいろいろと制限があります。
このあたりは「所詮、アップルウォッチはiPhoneの外部モニター&センサーである」という構造的な部分と、文字入力ができないのが原因かと思います。
たとえば、文字入力ができないのでEメール系のアプリは読むことしかできません。音声入力って手もあるのかもしれませんが、電車の中じゃできませんし、結局、返信したい時はiPhoneを使うハメになります。
純正アプリのiMessageなら定型文から選択するかたちで、かろうじてアップルウォッチだけで「返信」できますけど…。LINEはスタンプの送信だけはできるようです。
通話に関しても、ハンズフリーなのはアップルウォッチならではで良いとしても、常時スピーカー・オン状態で会話することになります。
もし周囲に聞かれたくない話題になってきたら、iPhoneを使わないといけません。あらかじめ聞かれてもいい話か、聞かれちゃマズイ話か、わかっていればいいですけど、実際はむずかしいですよね。
しばらく使ってみた感想として…。
アップルウォッチは、彼氏/彼女がいて、友達いっぱいで、休日はみんなでBBQして、スポーツで汗を流し、通勤は満員電車なんか乗らずに健康的に自転車か、マイカーっていう「リア充向け」のデバイスです。
管理人のライフスタイルには合いませんでした(笑)
今秋にはwatchOS 2がリリースされて、いくらか使いやすくなるみたいですが、根本的にはあまり変わらないと思います。
というわけで、今回買った「第1世代」のアップルウォッチは八王子の某パソコン関連のお店に売却してしまいました。
「第2世代」のアップルウォッチに期待したいと思います。
ちまたでは「アップルウォッチって、結局どうよ?」という方々も多いと思います。
管理人は6月上旬にアップルウォッチスポーツを買ってみました。
その上で実際に使ってみた感想を書いてみたいと思います。
なお、「アップルウォッチ、こんなに便利!」的なネット記事はあちこちで見かけますので、本記事では「残念な部分」に絞って書いていきます。
感想は管理人の生活習慣や主観にもとづくものですので、他の人だと異なる見解になるかもしれません。
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では、さっそく。
結論から書くとキーワードは「中途半端」です。
アップルウォッチで操作を始めても、最終的にはポケットなり、カバンからiPhoneを取り出さないといけなかったりします…。
まず、純粋に「時計」として評価した場合です。
アップルウォッチはバッテリー節約のため(?)、画面は消灯状態が基本です。
消灯状態が基本。真っ暗な画面の電子機器を腕に巻いてるのは個人的には抵抗を感じちゃいます。
で、「腕を上げて自分の顔の方へ腕をひねる」動作を感知すると自動的に点灯します。
ところがこの自動点灯にちょっとタイムラグがあるんですよね~。
自分の方に向けた瞬間の画面は真っ暗で、一呼吸おいてからパッと時刻が表示される感じです。文字で説明するのが難しいですが。
管理人は普段は本物の腕時計を使っているんですが、本物の腕時計であれば文字盤を自分に向けた瞬間に時刻が見えるわけです。当たり前ですけど。
この当たり前の環境に慣れていると、アップルウォッチの点灯タイムラグは、個人的にですけど、かなりストレスを感じます。
さらに、この自動点灯が反応しない時がけっこうあるんですよ。
「腕を上げて自分の顔の方へ腕をひねる」という2つの動作で自動点灯するようになっているので、あらかじめ腕を上げている状態や、腕を上げない状態で画面を見ると真っ暗なまま!ということが度々ありました。
例えば、電車でつり革をつかんでいる状態で腕をひねっても点灯しなかったり…。
まあ、そんな時は反対側(時計を付けていない)の手で画面をタップすれば、もちろん点灯はするんですけど、反対側の手がカバンを持っていたりするとアウトですよ。orz
つまり、時計機能に関しては、「正常に点灯してもタイムラグがあるし、点灯しない場合もけっこうある」という状態で、この時点で正直、これなら本物の腕時計のほうがいいやって思いました。
いま、書きながら思ったんですけど、ジョギングとかマラソンの時はずっと点灯しっぱなしなのかなあ。管理人は定期的に走る習慣はないので試してみませんでしたけど。
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次に電源まわり。
アップルウォッチのバッテリーは、朝にフル充電して出かければ夜に帰宅するまでは余裕で持ちますが、翌日までは持たないと思います。
フル充電自体は早いです。1時間かからずにフル充電できたと思います。
とはいえ、充電ケーブルがアップルウォッチ専用の形状なので、iPhoneの充電ケーブルは使えません。
もし、アップルウォッチのバッテリー残量に不安がある時はこの専用ケーブルも持って外出しなくちゃいけませんが、なんか面倒ですよね。妙に長いし。
充電用ケーブルは専用ケーブル。やっぱりiPhoneと同じケーブルにしてほしかった。
充電時は専用ケーブルの「円盤」部分をアップルウォッチの裏側にペタッとくっつけます。
アップルウォッチを腕に付けたままでも、この円盤部分をアップルウォッチと腕の間にギュッと押し込めば一応、使いながらでも充電はできると思いますけど…。
行動範囲がケーブルの長さに制限されるし、ちょうどいい状態で腕に巻いているバンドに割り込ませるわけですから、ちょっと腕が圧迫される感じになります。
というわけで、充電時は腕からはずす人が多数かと思われます。
管理人もそうしていました。
専用ケーブルの円盤部分の厚さは5ミリくらい。これをアップルウォッチと腕の間に押し込めば、使いながら充電できるけど…。たぶんやらないでしょう。
一定時間何も操作しないと消灯してバッテリーを節約する自動ロック機能も、やや難ありと感じました。
アップルウォッチの自動ロックするまでの時間は、iPhoneみたいにユーザーが自由に選べないみたいで、10秒ほど何も操作しないと消灯してしまいます。
管理人は時計を見ながら所要時間や予定を考えたりするんですが、アップルウォッチだとそれができません。
「ええと、○○時に出発すると、電車が○○分くらいかかるから、到着時間は…、アッ 消えるなよ!」的な事態がよくありました。
結局、バッテリーの持続時間が短いのが諸悪の根源かな、と思いました。
バッテリー節約のためにいろんなところにしわ寄せがきている気がします。
■
続いてアプリについて。
全体的にアプリの起動が遅いです。さらにアプリの機能にもいろいろと制限があります。
このあたりは「所詮、アップルウォッチはiPhoneの外部モニター&センサーである」という構造的な部分と、文字入力ができないのが原因かと思います。
たとえば、文字入力ができないのでEメール系のアプリは読むことしかできません。音声入力って手もあるのかもしれませんが、電車の中じゃできませんし、結局、返信したい時はiPhoneを使うハメになります。
純正アプリのiMessageなら定型文から選択するかたちで、かろうじてアップルウォッチだけで「返信」できますけど…。LINEはスタンプの送信だけはできるようです。
通話に関しても、ハンズフリーなのはアップルウォッチならではで良いとしても、常時スピーカー・オン状態で会話することになります。
もし周囲に聞かれたくない話題になってきたら、iPhoneを使わないといけません。あらかじめ聞かれてもいい話か、聞かれちゃマズイ話か、わかっていればいいですけど、実際はむずかしいですよね。
■
しばらく使ってみた感想として…。
アップルウォッチは、彼氏/彼女がいて、友達いっぱいで、休日はみんなでBBQして、スポーツで汗を流し、通勤は満員電車なんか乗らずに健康的に自転車か、マイカーっていう「リア充向け」のデバイスです。
管理人のライフスタイルには合いませんでした(笑)
今秋にはwatchOS 2がリリースされて、いくらか使いやすくなるみたいですが、根本的にはあまり変わらないと思います。
というわけで、今回買った「第1世代」のアップルウォッチは八王子の某パソコン関連のお店に売却してしまいました。
「第2世代」のアップルウォッチに期待したいと思います。
つい最近本物の腕時計100,000円で買いました。やはり餅屋は餅屋、腕時計はSEIKOではなくて時計一筋のCITIZENです。
by U3 (2015-08-29 13:22)
コメントありがとうございます。おっしゃるとおり現時点では腕時計は本物のほうが断然良いです。
by rook8856 (2015-09-01 14:45)