サマーウォーズのひみつ [映画]

クライマックスのこいこい勝負について、でも現実ではあんなに連続して役がそろうことなんか無いよな〜と思いつつ、ではなぜ映画を見ている時は不自然に感じなかったか、その理由を分析してみました。(ネタバレ注意)

理由(1)陣内家はこいこいに慣れている
事前に侘助と夏希が花札をしていたり、健二と栄が花札をするシーンを見せておき、陣内家の人間が花札に慣れている(=強い)ことを観客に見せておく。

理由(2)セリフによる演出
ラブマシーンとの対決中に、
万作「こりゃあいいや!奴さん、てんで素人だ」
理香「ちっちゃい頃からばあちゃんに仕込まれたウチらをなめるんじゃないわよ〜」
というセリフがあります。
ここからも夏希(すごく強い・有利)vsラブマシーン(すごく弱い・不利)という図式が観客の意識に刷り込まれます。
(ちなみにラブマシーンが勝つ場面では、こいこいしていないところが「機械っぽさ」や「素人っぽさ」を演出していると思います。)

上記の理由(1)(2)により夏希が勝ち続けても不自然ではない状況が設定されるわけですが、もう一つ理由(3)を挙げるとすると、

理由(3)「弱々しい人物が一生懸命頑張っている」
他の映画・ドラマ・マンガにもいえることですが、「弱々しい人物が一生懸命頑張っている」という場面では、観客はその人物を応援したい心理が働きます。つまり4億対20で勝負している夏希(しかもヒロイン=魅力的な女の子)を見ると、観客としては勝ってほしいという心理が働くので連続勝ちしてもおかしいとは思いません。

以上、3つの理由によって映画を見ている時には連続勝ちがおかしいとは感じませんが、見終わって余韻が消えてくると、「んなわけないよな」となるわけです。

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